香ばしいアカシアの花のチヂミ
五月の花、アカシアの花で作る香りの良いチヂミ
五月の新緑を感じさせる、アカシアの花の香りが口いっぱいに広がる特別なチヂミのレシピです。ほんのりとした苦味と甘みが調和したアカシアの花の魅力をそのままに、外はカリッと、中はふんわりとした食感が楽しめます。摘みたての新鮮なアカシアの花で作る、格別な春の味覚をぜひご体験ください。
アカシアの花のチヂミ 材料
- アカシアの花 20枝(きれいに洗ったもの)
- 卵 2個
- チヂミ粉(小麦粉)大さじ3
- 水 大さじ3
- サラダ油(たっぷりと)
- 酢 少々(洗浄用)
調理手順
Step 1
新鮮なアカシアの花は、酢を数滴加えた水で優しく振り洗いし、きれいに洗ってください。その後、ザルにあけて水気をしっかりと切ります。水気が残っているとチヂミがべちゃっとなってしまうので、念入りに水気を切ることが大切です。
Step 2
きれいに洗い、水気を切ったアカシアの花びらの水気を、もう一度丁寧に拭き取ってください。キッチンペーパーを使うとより効果的です。
Step 3
全部で20枝あるうち、10枝からは花びらだけを丁寧に取り分けて準備します。花びらだけを使うことで、より繊細な食感と香りを楽しむことができます。
Step 4
残りの10枝は、花びらを取らずに、茎ごとそのまま準備します。茎を一緒に使うことで、チヂミにより豊かな食感が加わり、アカシアの香りがほんのり移って、いつもとは違う美味しさを楽しめます。
Step 5
準備したアカシアの花びら(花びらだけを使ったもの)に、卵2個を割り入れ、塩をほんの少しだけ加えて味を調えます(塩は省略しても構いません。味付けなしでも美味しいです)。
Step 6
花びらと卵、塩を加えて、フォークや泡立て器で優しく混ぜ合わせ、卵液を絡めます。繊細な花びらが壊れないように、ふんわりと混ぜてください。
Step 7
熱したフライパンにサラダ油をたっぷりとひき、卵液を絡めたアカシアの花を、スプーンで一つずつ落としていきます。薄く広げるよりは、少し厚めに焼いた方が食感が良くなります。
Step 8
中弱火で、表裏がきつね色になるまで焼きます。花びらが焦げ付かないように火加減に注意し、くっつかないように間隔をあけて焼いてください。
Step 9
次に、茎ごと準備したアカシアの花を使った生地を作ります。ボウルにチヂミ粉大さじ3と水大さじ3を入れ、ダマがなくなるまでよく混ぜます。少しゆるいくらいの生地の濃さが良いでしょう。
Step 10
チヂミ粉と水を混ぜた生地に、茎ごと準備したアカシアの花を加え、全体にまんべんなく絡ませます。茎にも生地がよく付くように、優しく混ぜ合わせましょう。
Step 11
熱したフライパンにサラダ油をたっぷりとひき、茎ごと生地を絡めたアカシアの花を食べやすい大きさにすくって落とします。まるで普通のチヂミを焼くように形を整えてください。
Step 12
中弱火で、表裏がカリッとなるまで香ばしく焼き上げます。花びらだけを焼いたものとはまた違った、しっかりとした食感を楽しめます。こんがりと焼き色がついたら完成です。
Step 13
焼き立てのアカシアの花のチヂミは、熟成キムチと一緒に食べるとさらに美味しくいただけます。花びらを焼いた時よりも香りは少し控えめになりますが、ほのかに広がる上品な香りと香ばしい風味が合わさり、素晴らしい春のおやつや、ちょっとしたごちそうになります。どうぞ美味しくお召し上がりください!