裏巻き寿司(ヌードキンパ)の作り方:ふんわり食感の秘密と美しい断面のコツ
おうちで簡単!美味しい裏巻き寿司(ヌードキンパ)レシピ
いつものキンパとは一味違う、ご飯が外側に来る「裏巻き寿司(ヌードキンパ)」をご紹介します。これにより、驚くほどしっとり&ふんわりとした食感が生まれ、具材の美味しさが際立ち、断面もとっても華やかになります。海苔でご飯を巻く際のちょっとしたコツや、初心者でも失敗しない丁寧な作り方を、写真付きで詳しく解説します。特別な日にも、普段のおもてなしにもぴったりな裏巻き寿司を、ぜひ一緒に作ってみませんか?
裏巻き寿司の材料
- 炊いたご飯 2膳分(温かいもの)
- ごま油 小さじ1
- 塩 少々
- カニカマ 1本(長さを半分に切る)
- キンパ用ハム 2本(長さを半分に切る)
- たくあん 2本(水気をしっかり切る)
- ごぼうのキンパセット 1/3量(甘辛く味付けされたもの)
- ほうれん草 ひとつかみ
- 海苔 2枚(キンパ用)
- 卵 2個
- 塩 少々(卵液用)
調理手順
Step 1
まず、卵2個をボウルに入れ、塩をひとつまみ加えてよく溶きほぐします。次に、卵焼き用の四角いフライパンを温め、油を薄くひき、溶き卵を流し入れて薄焼き卵を焼きます。焦げ付かないように弱火でじっくり焼くのがポイントです。
Step 2
焼きあがった薄焼き卵は、巻きすや清潔なまな板の上で粗熱を取ります。完全に冷める前に、くるくると巻き込み、キンパの具材として使いやすいように、均等な太さに千切りにします。細すぎると崩れる可能性があるので、適度な太さを保ちましょう。
Step 3
鍋にほうれん草が浸るくらいの水と少量の塩を入れ、沸騰させます。お湯が沸騰したら、よく洗ったほうれん草を入れ、わずか30秒ほど、さっと短時間で茹でます。茹ですぎると食感が悪くなるので、茹で時間を厳守してください。
Step 4
茹で上がったほうれん草はすぐに取り出し、冷水でさっと洗って熱を取ります。冷めたほうれん草は、手でぎゅっと絞って水気をしっかり切ってください。水気が多いとキンパがべちゃっとなってしまいます。
Step 5
水気を切ったほうれん草にごま油を少量加え、ごく少量の塩で軽く味を調え、手で優しく和えます。ほうれん草本来の味を活かすのがコツです。
Step 6
キンパ用のハムとカニカマは、お好みで長さを半分に切って準備します。油をひかないフライパンを弱火で熱し、ハムとカニカマを両面がきつね色になるまで焼きます。こうすることで旨味が増し、余分な油も抜けてヘルシーになります。
Step 7
温かいご飯2膳分に、ごま油と塩(または味塩)を少量加えて、均一に混ぜ合わせます。裏巻き寿司を作る際は、米粒がしっかり立つ「固めのご飯(硬度밥)」を使うことが重要です。味塩(マッソグム)を使うと、普通の塩よりも旨味が増して、より美味しく仕上がります。
Step 8
海苔を広げ、海苔の下側から、全体の約2/3の面積にご飯を薄く均一に広げます。裏巻き寿司はご飯をたっぷり使うことで、具材を巻いた時に海苔が見えなくなり、綺麗に仕上がりますので、ご飯の量に注意してください。
Step 9
ご飯を広げた海苔を、ご飯が付いていない海苔の部分が手前になるように、そっと裏返します。この海苔の部分が、巻いた時の外側になります。
Step 10
準備しておいた卵の千切り、ハム、カニカマ、たくあん、ごぼう、ほうれん草など、全ての具材を広げたご飯の中央に、きれいに並べていきます。具材を乗せすぎると、巻くときに崩れやすくなるので、適量を心がけましょう。
Step 11
巻きすを使い、具材を軽く押さえながら、しっかりと巻いていきます。巻きすを手前に引きながら、キンパがほどけないように、きつめに巻くのがコツです。
Step 12
巻き終わった時に、海苔の端と端が合わさって、海苔が少し見えてしまったり、隙間ができたりすることがあります。その場合は、あらかじめ取っておいたご飯を少量ちぎり、隙間に優しく貼り付けるように埋めると、きれいに仕上がります。
Step 13
食べやすい大きさに切ったら、ご飯が美味しい裏巻き寿司(ヌードキンパ)の完成です! しっとりとした食感と、色とりどりの具材のハーモニーをお楽しみください。