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牛肉の澄まし汁(お祝い・法事料理)





牛肉の澄まし汁(お祝い・法事料理)

香ばしく深い味わい!お祝いや法事に欠かせない牛肉の澄まし汁の作り方

家族が集まるお祝いの季節、心を込めて作る法事用の澄まし汁はいかがでしょうか。釜山を含む慶尚道地域では、牛肉、大根、豆腐を基本に、様々な具材を加えて澄まし汁を作るのが一般的です。今日は、私の嫁ぎ先から伝わる特別なレシピで、澄んだ深みのある牛肉の澄まし汁をご紹介します。(※法事用の澄まし汁には、五葷(ネギ、ニンニクなど)は使いません!)

料理情報

  • 分類 : スープ / 汁物
  • 材料カテゴリ : 牛肉
  • 状況 : 日常
  • 調理法 : 煮る
  • 人分 : 4 人分
  • 調理時間 : 30 分以内
  • 難易度 : 初心者

主な材料
  • 牛肉(煮込み用)400g
  • 豆腐 1丁
  • 大根 400g
  • 輪切りかまぼこ(穴あきタイプ)1枚
  • 大きめのむきエビ 40尾
  • 煮干し・昆布だし汁 2L
  • だし醤油(국간장)少々
  • 塩 少々

調理手順

Step 1

まず、澄まし汁のさっぱりとした甘みを加える大根は、約1〜1.5cm角の小さくて平たい角切りにしてください。あまり大きいと、火が通るのに時間がかかってしまいます。

Step 2

牛肉も大根と同じくらいの大きさ、約1〜1.5cmの平たい角切りにします。このように切ると、後で汁と一緒に食べやすくなります。

Step 3

深めの鍋に、ごま油を大さじ1〜2杯ほど熱し、切った牛肉を入れて表面が軽く色づくまでまず炒めます。こうすることで、牛肉の旨味が逃げずに風味が豊かになります。

Step 4

牛肉の表面が白っぽく火が通ってきたら、切った大根を加えて一緒に炒めましょう。大根から水分が出てきて、牛肉と合わさることで旨味が増します。

Step 5

大根が透明になり始め、少し火が通ったようなら、用意しておいた煮干し・昆布だし汁2Lを注ぎ入れます。だし汁はたっぷりと加えるのがポイント。煮込んでいる間に水分が減っても、汁の量が十分にあるようにします。

Step 6

だし汁を加えて強火で沸騰させます。沸騰したら弱火にし、大根と牛肉が完全に柔らかくなるまでじっくりと煮込みます。目安として15〜20分ほど煮ると良いでしょう。

Step 7

大根と牛肉を煮込んでいる間に、他の具材を準備します。豆腐は、大根と同じくらいの大きさに角切りにし、輪切りかまぼこは食べやすいように厚さ0.5cmの短冊切りにします。むきエビは尾を取り除き、きれいに洗って水気を拭いておきます。

Step 8

汁が煮立っている間、表面に浮いてくるアクや不純物は、お玉などで丁寧にすくい取ってください。澄んだ汁を作るための大切なコツです。アクを取った後、準備しておいた豆腐、かまぼこ、エビをすべて鍋に入れます。

Step 9

味付けの段階です。だし醤油(국간장)をまず大さじ1杯加えてください。だし醤油だけで味を決めると、汁の色が濃くなりすぎる場合があるので、足りない味は最後に塩で調整するのがおすすめです。味見をしながら少しずつ加えてください。

Step 10

全ての具材を入れて、もうひと煮立ちさせたら、深みのある美味しい法事用澄まし汁の完成です!具材が互いに馴染み、美味しい出汁が出るように、さらに5分ほど煮込んでください。

Step 11

法事用澄まし汁の最大の特徴は、五葷(ネギ、ニンニク、ニラなど香りの強い野菜)を使わないことで、素材本来の味を活かす点です。香ばしい牛肉と、さっぱりとした大根、ぷりぷりのエビが合わさって、深くすっきりとした味わいを生み出します。見た目は牛肉と大根のスープに似ていますが、調理法や具材の組み合わせによって、全く異なる深みのある風味を楽しめます。今日ご紹介したレシピは我が家の作り方ですが、法事用澄まし汁は家庭ごとに少しずつ違いがあるものです。一番良い方法は、ご両親や義両親に直接尋ねることでしょう。初めて作る方も、このレシピを参考に、美味しい澄まし汁を完成させていただけると嬉しいです!



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