春の香りを満喫!芽出しじゃがいもで作る100%純粋じゃがいもチヂミ(ファジョン)レシピ
芽出しじゃがいもを活用した、もちもちで柔らかい100%じゃがいも生地のチヂミ(ファジョン)の作り方
春になると、貯蔵していたじゃがいもから芽が出やすくなりますよね。この芽出しじゃがいもを捨てるのはもったいないので、芽をきれいに取り除いてすりおろし、100%純粋のじゃがいもチヂミを作ってみました。普通のチヂミと違い、じゃがいもだけで作るともちもちとした食感が活きます。さらに、じゃがいもの澱粉(でんぷん)を上澄み液として活用すると、まさに、もちもちでとろけるような最高のチヂミになります。じゃがいもの澱粉を活用するちょっとした工夫が、まるで高級チヂミのように特別な味わいを演出してくれるのです。本来ファジョンはもち米粉で作りますが、今回は、じゃがいもで作るもちもちの生地の上に、きれいな食用花びらと唐辛子を乗せて、見た目も美しい「じゃがいもファジョン」を完成させました。手に入りやすい材料で特別な一品を作りたいなら、ぜひじゃがいもをすりおろして沈殿させた生澱粉を活用してみてください!
材料
- じゃがいも 3個
- 水 1カップ(じゃがいもをすりおろす際に使用)
- 塩 小さじ1
- サラダ油 大さじ3~4
- 赤唐辛子 1/2個(飾り用)
- 青唐辛子 1/2個(飾り用)
- 食用花びら 8枚(飾り用)
調理手順
Step 1
まず、新鮮なじゃがいも3個の芽と皮をきれいに取り除いてください。次に、ミキサーで潰しやすいように、一口大の角切りにしていきます。芽が出ている部分は苦味の原因になることがあるので、念入りに取り除くのがポイントです。
Step 2
角切りにしたじゃがいもをミキサーに入れ、じゃがいもがなめらかになるまで水1カップを加えて一緒にすりつぶします。この時使った水は絶対に捨てないでください!じゃがいもの澱粉を得るために必要不可欠です。
Step 3
大きめのボウルの上に細かいザルを置き、その上にミキサーで細かくなったじゃがいも液をゆっくりと注ぎます。ザルを通して、じゃがいもの固形分と水分を分離させる工程です。澱粉を回収するための容器をザルの下にしっかりとセットしてください。
Step 4
ザルに残ったじゃがいもの固形分を別のボウルに移します。ここに塩小さじ1を加えて均一に混ぜ合わせ、じゃがいも生地の下味をつけます。じゃがいも生地の味付けがしっかりしていると、チヂミの風味がより豊かになります。
Step 5
ザルの下に受けたじゃがいもの水分は、そのまましばらく置いて沈殿物ができるのを待ちます。時間が経つと、上澄みの澄んだ水分は静かに捨て、底に白く沈殿したとろりとした生のじゃがいも澱粉だけをこそげ取って、3番のじゃがいも固形分生地に加えてよく混ぜ合わせます。この生の澱粉が、じゃがいもチヂミをもちもちでとろけるような食感にする秘訣です!
Step 6
飾り用の赤唐辛子と青唐辛子は、きれいに洗って種を取り除き、みじん切りにします。食用花びらも流水で優しく洗い、水気を切って準備しておきましょう。きれいな花びらは、ファジョンの華やかなアクセントになります!
Step 7
いよいよチヂミを焼く時間です。フライパンを中弱火で熱し、サラダ油を大さじ3~4杯たっぷりひきます。準備したじゃがいも生地を、お玉などを使って食べやすい大きさにすくい取り、フライパンに落として薄く広げます。生地の上に、みじん切りにした唐辛子を彩りよく乗せます。両面がきつね色になるまで焼いていきます。チヂミが焼けたら火を止め、準備しておいたきれいな食用花びらを熱いチヂミの上にそっと乗せます。スプーンの背やヘラで優しく押さえると、余熱で花びらが生地に自然になじみ、美しいファジョンが完成します。温かいうちに美味しく召し上がれ!