ふわふわサクサク!生クリームスコーン
おうちカフェの味!失敗しない生クリームスコーンの作り方
スコーン作りって、とても簡単そうに見えて、実はちょっとしたコツを掴まないと、粉っぽくなったり、食感が重くなったりしがちですよね。このレシピでは、私がたくさんの試作を重ねて見つけた、誰でも失敗なく美味しいスコーンが作れるよう、とっておきのポイントを伝授します!生地作りの工程は、動画も参考にしていただけると、より分かりやすいかと思います。最近、カフェになかなか行けない時でも、おうちで美味しいスコーンを焼いて、素敵なホームカフェタイムを楽しむのも素敵ですよね。焼きたてのスコーンの香りは、どんなカフェのスイーツにも負けませんよ!♥
粉類
- 薄力粉 200g
- 強力粉 30g
- 香ばしさをプラスするアーモンドプードル 17g
- 優しい甘さのきび砂糖 50g
- 味を引き締める塩 2.5g
- 生地を膨らませるベーキングパウダー 6g
液体類
- しっとり食感の生クリーム(乳脂肪分35%以上推奨)125g
- 生地のつなぎ役の卵 35g (M〜Lサイズ1個弱)
その他
- 風味豊かな無塩バター 60g (冷蔵庫でしっかり冷やしたもの)
- 成形時に使う打ち粉用の強力粉 少々
- 焼き色をきれいにするための溶き卵 少々
- しっとり食感の生クリーム(乳脂肪分35%以上推奨)125g
- 生地のつなぎ役の卵 35g (M〜Lサイズ1個弱)
その他
- 風味豊かな無塩バター 60g (冷蔵庫でしっかり冷やしたもの)
- 成形時に使う打ち粉用の強力粉 少々
- 焼き色をきれいにするための溶き卵 少々
調理手順
Step 1
### スコーン作りの準備 (ステップ0)
1. **バターの準備:** 無塩バターは1.5cm角に切り、打ち粉用の強力粉と一緒に冷凍庫へ。バターが溶けないように、できるだけ冷たい状態で使うのがサクサク食感の秘訣です。
2. **粉類を冷やす:** 薄力粉、強力粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダーは合わせてふるい、ラップをかけてボウルごと冷凍庫へ。約10分冷やしておきましょう。
3. **砂糖と塩も冷やす:** 計量したきび砂糖と塩も、粉類と一緒に冷凍庫で冷やしておきます。
4. **液体類の準備:** 冷蔵庫で冷やしておいた生クリームと卵(35g)を小さなボウルに入れ、泡立て器で軽く混ぜ合わせます。使う直前まで冷蔵庫で冷やしておきましょう。
5. **オーブンの予熱:** スコーンを焼く約10分前になったら、オーブンを180℃に予熱します。オーブンの温度が安定していることが、きれいな焼き色に繋がります。
6. **天板の準備:** オーブンシートまたはシルパン(シリコンマット)を天板に敷いておきます。
Step 2
### 粉類を混ぜ合わせる (ステップ1)
冷凍庫から出した粉類(薄力粉、強力粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダー)のボウルに、冷やしておいたきび砂糖と塩を加えます。泡立て器で全体が均一になるように、ふんわりと混ぜ合わせます。ここで粉類をしっかり混ぜておくことで、生地のダマを防ぎ、軽い仕上がりになります。
Step 3
### 冷たいバターと粉類を合わせる (ステップ2)
1. 粉類と砂糖、塩が混ざったボウルに、角切りにして冷凍しておいた冷たい無塩バターを加えます。
2. カード(スケッパー)や指先を使って、バターを粉類にすり潰すように、手早く混ぜていきます。パン粉よりも少し大きいくらいの、サラサラとした状態を目指しましょう。バターの粒が少し残っているくらいがベストです。バターが溶けないように、素早く作業するのがポイント。このバターの粒が、焼成中に溶けて層を作り、サクサクとした食感を生み出します。
Step 4
### 液体類を加えてひとまとめにする (ステップ3)
1. バターと粉類が混ざったものの真ん中を少し窪ませます。
2. そこに、冷やしておいた液体類(生クリーム+卵)を一気に加えます。
3. ゴムベラで、粉っぽさがなくなる程度に、さっくりと混ぜ合わせます。練りすぎるとグルテンが出てしまい、スコーンが固くなる原因になるので注意!粉が見えなくなり始めたら、すぐに混ぜるのをやめましょう。生地がひとまとまりになればOKです。
Step 5
### 生地を成形して折りたたむ (ステップ4)
1. 生地をまとめる: 作業台に軽く打ち粉(強力粉)をします。ボウルから生地をそっと取り出し、手で優しく押さえるようにして、ひとつの塊にまとめます。
2. 長方形にする: ここでカードを2枚使います。生地を、作業台の端に沿わせるようにして、平たい長方形に整えていきます。カードの広い面で、生地を優しく押しながら形を整えてください。
3. 生地を折る: 整えた長方形の生地を半分に折り、もう一方の生地の上に重ねます。
4. 再び平らにする: 重ねた生地を、カードで再度優しく押して平らな長方形に戻します。
5. 繰り返し: 上記の3と4の工程を、3〜4回繰り返します。この折りたたむ作業によって、生地の中に層ができ、焼き上がり時にサクサクとした食感と美しい断面が生まれます。生地が温まらないよう、各工程は手早く行うのがコツです。
Step 6
### 生地を休ませる (ステップ5)
成形した生地をラップでぴったりと包むか、ジップロックなどの袋に入れます。そして、冷蔵庫で約2時間、しっかりと休ませます。この間にバターが再び冷えて固まり、グルテンが落ち着くことで、生地が扱いやすくなり、スコーンの食感が格段に良くなります。
Step 7
### 生地をカットする (ステップ6)
冷蔵庫で休ませた生地を取り出します。ナイフやピザカッターなど、よく切れる刃物で、生地を12等分に均等にカットします。カードを使うと、生地を潰さずにきれいにカットできますよ。それぞれの大きさが揃っていると、オーブンで均一に火が通ります。
Step 8
### 溶き卵を塗り、天板に並べる (ステップ7)
1. 準備した天板の上に、カットした生地を並べます。この時、生地同士がくっつかないように、少し間隔を空けてください。
2. ハケを使って、生地の表面に溶き卵を均一に塗ります。溶き卵を塗ることで、焼き上がりに美味しそうな黄金色になります。生地の縁に卵液が垂れないように注意しましょう。
Step 9
### オーブンで焼く (ステップ8)
1. 180℃に予熱したオーブンで、約15分間焼きます。スコーンの表面がきつね色になるまで様子を見ましょう。
2. オーブンの熱が均一に当たるように、10〜12分焼いたところで、一度天板の向きを変えるか、回転させます。その後、さらに5分ほど焼いて、全体に均一な焼き色がつくようにします。焼き時間はオーブンの機種によって多少異なりますので、スコーンの色を見ながら調整してください。
Step 10
### スコーンを冷ます (ステップ9)
焼きあがったスコーンは、すぐに天板から移動させません。シルパン(またはオーブンシート)の上に乗せたまま、常温で5〜10分ほど粗熱を取ります。熱いうちに動かすと崩れやすいので注意。完全に冷める前に移すと、せっかくのサクサク感が失われてしまうことがあります。少し落ち着いてから、そっと網などに移し、完全に冷ましてからいただきましょう。ほんのり温かいうちが、外はサクサク、中はしっとりの最高の状態です!