ふわふわ基本のジェノワーズ
お家で簡単!ふわふわジェノワーズの作り方
スポンジのようにふわふわ&しっとりとした基本のジェノワーズの作り方をご紹介します。卵と薄力粉だけで作れるので、誰でも成功しやすいのが魅力です。ケーキの土台にぴったりで、オーブンがなくてもエアフライヤーで手軽に作れるのも嬉しいポイント。お菓子作り初心者さんにも自信を持っておすすめします!風味をプラスするコツと合わせて、詳しく解説しますね。
基本のジェノワーズ材料(15cm丸型1台分)
- 卵 4個(常温に戻しておく)
- 砂糖 100g(卵白用50g、卵黄用50g)
- バニラオイルまたはバニラエッセンス 5滴(あれば。卵の臭み消しに)
- サラダ油などの植物油 大さじ3
- 無糖のアーモンドミルクまたは豆乳 大さじ3
- 塩 小さじ1/2
- 薄力粉 145g(2回ふるっておく)
調理手順
Step 1
ジェノワーズ作りの第一歩は、卵の分離からです。まず、卵4個を白身と黄身に慎重に分けましょう。白身に黄身が混ざらないように注意することが、きめ細かなメレンゲを作るための大切なポイントです。
Step 2
分離した白身は、泡が立ちやすいように清潔で水分のないボウルに入れます。黄身も別の清潔なボウルに分けましょう。それぞれの材料が混ざらないように、作業スペースを確保することが大切です。
Step 3
次に、卵白を泡立てていきます。ハンドミキサーまたは泡だて器を使い、最初は中速で泡立てて、きめ細かい泡を作ります。こうすることで、より多くの空気が含まれ、ふわふわとした食感に仕上がります。
Step 4
白身にきめ細かい泡が出てきたら、砂糖100gのうち50gを2〜3回に分けて加えます。砂糖を加えるたびに、ハンドミキサーの速度を高速に上げてください。砂糖を一度にすべて加えず、少しずつに分けることが、しっかりとした安定したメレンゲを作るためのコツです。
Step 5
白身と砂糖がしっかり混ざり、ツヤが出てきたらメレンゲが完成に近づいています。泡だて器を持ち上げたときに、ツノがピンと立ち、その先端が軽くお辞儀するくらいが目安です。ツノが硬く立ちすぎると泡立てすぎなので注意しましょう。
Step 6
通常、砂糖を数回に分けて加えながら高速で泡立てると、3〜4分程度でしっかりとしたメレンゲが完成します。メレンゲの様子を見ながら、泡立て時間を調整してください。
Step 7
別のボウルに入れた卵黄には、風味付けのためバニラオイルを5滴加えます。残りの砂糖50gを加え、泡だて器でダマにならないようにしっかりと混ぜ合わせます。卵黄が砂糖と混ざって乳化し、白っぽく濁ってきたらOKです。
Step 8
乳化した卵黄の生地に、植物油大さじ3とアーモンドミルク(または豆乳)大さじ3を加えます。ここで塩小さじ1/2も加えます。そして、2回ふるっておいた薄力粉145gをすべて一度に加えます。薄力粉をふるって加えることで、ダマにならずに滑らかな生地になります。
Step 9
ボウルに入った材料を、泡だて器またはゴムベラで、粉っぽさがなくなるまでさっくりと混ぜ合わせます。混ぜすぎるとグルテンが出て生地が硬くなってしまうので、粉が見えなくなる程度で混ぜるのはストップしましょう。
Step 10
いよいよメレンゲと卵黄生地を合わせる工程です。まず、出来上がったメレンゲの1/3量(ゴムベラで2すくい程度)を卵黄生地のボウルに加えます。先に少量のメレンゲを混ぜておくことで、生地の固さを均一にし、後からメレンゲが潰れるのを防ぐ効果があります。
Step 11
この時点では、泡だて器を使っても大丈夫です。卵黄生地とメレンゲがなじむように、手早く混ぜ合わせましょう。生地を滑らかにするための大切な工程です。
Step 12
残りのメレンゲをすべて加え、ここからは泡を潰さないように、そっと、丁寧に混ぜ合わせます。ゴムベラを使い、ボウルの底から生地をすくい上げるようにして、メレンゲを潰さないように優しく混ぜ合わせます。羽で生地を折りたたむようなイメージで、混ぜすぎないように、30〜40回程度で混ぜ終えるのが理想です。
Step 13
白身と黄身の生地が均一に混ざり合い、滑らかでツヤのあるアイボリー色の生地になれば完成です!混ぜすぎはジェノワーズの食感を損なう原因になるので、手早く済ませるのがポイントです。
Step 14
15cmの丸型ケーキ型に、底と側面にオーブンシート(クッキングシート)を敷いて、生地がくっつかないように準備します。シートが型にぴったり密着するように手で押さえてください。
Step 15
完成した生地を、準備したケーキ型にすべて流し入れます。生地を型に流し入れる際は、気泡ができないようにそっと注ぎましょう。
Step 16
生地の表面を平らにならしたら、竹串や木の串などを使い、生地の表面を円を描くように軽く撫でてください。この作業で生地の表面が滑らかになり、焼いている間の凹凸を防ぐことができます。
Step 17
型を台に2〜3回トントンと軽く打ち付けます。これは、生地の中に残っている大きな気泡を抜くための工程です。これにより、焼き上がりの表面が滑らかになり、キメの細かいケーキになります。
Step 18
エアフライヤーを170℃に予熱し、生地をセットして約40分間焼きます。焼き時間はエアフライヤーの機種によって異なる場合があるので、途中で様子を見ながら調整してください。竹串を刺して、何もついてこなければ焼き上がりです。
Step 19
焼きあがったジェノワーズは、型からそっと外し、ケーキクーラーなどの網の上で逆さまにして冷まします。逆さまにしても表面が崩れず、きれいに焼きあがっていれば大成功!このふわふわジェノワーズで、美味しいケーキ作りを楽しんでくださいね。