美味しい古いきのこ(キム)の常備菜(キムジャンアチ)
しんなりした古いきのこ(キム)で作る、旨味たっぷりなキムジャンアチの作り方
海苔がお好きで、焼き海苔や高級海苔を常備している方も多いのではないでしょうか。夏のじめじめした時期、特に梅雨時には、海苔はすぐに湿気てしまい、食べづらくなってしまいます。その結果、余った海苔が古くなり、さらに食べられなくなるという悪循環に陥りがちです。古くなった海苔は、食感や色も変わり、時には不快な匂いまでしてくるため、困った食材になってしまいます。そんな時、古くなった海苔を一度に使い切れるのが、このキムジャンアチ(海苔の醤油漬け)です!湿気た海苔が、しっとりとした塩味と旨味たっぷりの美味しいキムジャンアチに生まれ変わります。ご飯に一枚乗せて食べれば、しょっぱくて磯の香りが漂い、海苔特有の旨味で、他のおかずがなくてもご飯一杯をあっという間に食べきってしまうほど美味しいのです。このキムジャンアチのタレは、私の自家製エゴマの葉の醤油漬けのタレを応用しました。同じタレでエゴマの葉をさっと茹でて重ねていけば、絶品のエゴマの葉の醤油漬けが完成します。ただし、キムジャンアチを作る際には、一つだけ注意点があります!それは、煮詰めたタレを完全に冷ましてから使うことです。熱いタレをそのままかけると、海苔がすべて溶けてバラバラになってしまう可能性があります。必ず、タレを十分に冷ましてからかけてくださいね。
材料- 海苔 50枚(焼き海苔または乾海苔)
タレ- 醤油(だし醤油でないもの) 200ml
- 砂糖 大さじ2
- 長ネギ 2本(みじん切り)
- ニンニク 15かけ(みじん切り)
- 生姜 1かけ(みじん切り)
- ニンジン 1本(みじん切り)
- 玉ねぎ 1個(みじん切り)
- 唐辛子粉(コチュカル)大さじ1
- オリーブオイル 大さじ2
- 水 100ml
- ごま油 大さじ1
- 白ごま 大さじ1
- 醤油(だし醤油でないもの) 200ml
- 砂糖 大さじ2
- 長ネギ 2本(みじん切り)
- ニンニク 15かけ(みじん切り)
- 生姜 1かけ(みじん切り)
- ニンジン 1本(みじん切り)
- 玉ねぎ 1個(みじん切り)
- 唐辛子粉(コチュカル)大さじ1
- オリーブオイル 大さじ2
- 水 100ml
- ごま油 大さじ1
- 白ごま 大さじ1
調理手順
Step 1
まずは、キムジャンアチの味の決め手となるタレ作りから始めましょう。鍋に、みじん切りにした長ネギ、ニンニク、生姜、ニンジン、玉ねぎをすべて入れます。そこに、醤油、砂糖、唐辛子粉、オリーブオイル、水を加えます。(ごま油と白ごまは後で使うので、今は入れません。)蓋をして中火で約10分間、野菜の旨味がしっかりと出るまで煮込みます。こうして作ったタレは、必ず完全に冷ましてください。熱いまま海苔にかけると、海苔が溶けてしまうことがあるので、必ず粗熱を取ってから使いましょう。
Step 2
タレが冷める間に、海苔を準備します。大きめの皿やバットに海苔を20枚ずつ広げ、電子レンジに入れ、30秒から40秒ほど軽く炙ります。こうすることで、湿気ていた海苔が少しパリッとし、タレが絡みやすくなり、崩れにくくなります。焦げ付かないように、加熱しすぎには注意してください。
Step 3
電子レンジで炙った海苔は、食べやすい大きさに切っていきます。海苔を約6等分または8等分にカットしてください。小さく切ることで、タレが均一に絡み、食べやすくなります。
Step 4
いよいよ海苔にタレを絡めていきます。カットした海苔を4~5枚ずつ重ね、その上に、冷めたタレをスプーンで一杯ずつかけ、全体に均一に広がるようにします。タレが海苔の層にしっかりと染み込むように、丁寧に塗ることが大切です。
Step 5
重ねた海苔の上にタレをかけ続ける作業を繰り返します。全ての海苔にタレが均一に絡んだら、最後に海苔の層を一度上下にひっくり返します。これにより、タレが海苔全体にしっかりと染み込み、美味しいキムジャンアチの完成です。最後に、ごま油と白ごまを回しかけると、さらに風味豊かに仕上がります。これで、美味しいキムジャンアチの出来上がりです!