甘くて美味しい、いちじくのクランブル
[簡単レシピ] 自宅で本格!風味豊かな「いちじくのクランブル」作り方(いちじくジャムクッキー風)
サクサクのクランブル生地と甘酸っぱいいちじくジャムが織りなす、イギリスの定番デザート「クランブル」を、ご家庭で驚くほど簡単に作れるレシピをご紹介します。冷たいバターを粉類に加えてスクレーパーで細かくしていく作業は、一見難しそうですが、このレシピがあれば初心者の方でも失敗知らず!クッキーのように焼き上げてからジャムを挟んでも美味しいですし、生地を型に敷き詰めて中央をくぼませてから焼き、そこにジャムを流し込めば、まるで宝石のような「いちじくジャムクッキー」に大変身。アレンジ自在のこのいちじくクランブルは、お子様のおやつはもちろん、大切な方へのプレゼントにもぴったりな、とっておきのデザートになるはずです。
主な材料
- いちじくジャム 200g(手作りもおすすめ!)
- 薄力粉 220g
- 無塩バター 120g(冷たい状態のもの)
- グラニュー糖 80g
- 水あめ(またはオリゴ糖) 20g
- ベーキングパウダー 3g
- 塩 2つまみ(約1g)
調理手順
Step 1
まず、全ての材料を計量し、準備しておきましょう。特にバターは、作業直前まで冷蔵庫で冷やしておき、固い状態のまま使用するのがポイントです。室温に長時間放置すると、生地がまとまりにくくなってしまいます。
Step 2
大きめのボウルに薄力粉とベーキングパウダーを入れ、2回ほど丁寧にふるっておきます。こうすることで粉類がダマにならず均一に混ざり、焼き上がりの食感がより軽やかになります。
Step 3
別のボウルに、冷えたバターを入れ、泡立て器やゴムベラでクリーム状になるまでほぐします。そこにグラニュー糖と水あめ(またはオリゴ糖)を加え、白っぽくふんわりとするまでよく混ぜ合わせましょう。砂糖が溶けて、軽やかなアイボリー色になればOKです。
Step 4
バターと砂糖が混ざったボウルに、ふるっておいた粉類(薄力粉とベーキングパウダー)を一度に加えます。ゴムベラを使い、切るようにして混ぜ合わせます。ここで混ぜすぎると生地が硬くなるので、粉っぽさがなくなる程度でストップしましょう。
Step 5
生地を混ぜる際は、ゴムベラを立てて、包丁で切るようにして混ぜるのがコツです。ポロポロとした、大豆くらいの大きさのクランブル状になるようにほぐしていきます。生地がひとまとまりにならないように注意してください。混ぜすぎるとグルテンが出てしまい、サクサク感のない仕上がりになります。
Step 6
できたクランブル生地をラップで包むか、ジップロックなどの袋に入れ、冷蔵庫で最低1時間休ませます。こうすることでバターが再び冷え固まり、扱いやすく、サクサクとした食感に仕上がります。
Step 7
冷蔵庫から出した生地が大きな塊になっていたら、手で軽くほぐして、大豆くらいのクランブル状を保ちます。特に夏場など、バターが溶けやすい時期は、手早く作業を進めましょう。
Step 8
型(タルト型、マフィン型など)の底に、休ませたクランブル生地の約半分を、厚さ0.5cm程度になるように平らになるように敷き詰めます。手のひらやコップの底で、全体を優しく、しかししっかりと押さえて、土台を固めます。この作業は、焼き上がった後に型から外れやすくするため、また、土台が崩れないようにするためです。生地同士がくっつきすぎないように、軽く押さえる程度にしましょう。
Step 9
土台を固めたら、その上にいちじくジャムを隙間なく均一に塗り広げます。ジャムをたっぷり乗せると、より豊かな味わいが楽しめます。(ヒント:もし手作りジャムを使ったり、市販のジャムに乾燥いちじくを細かく刻んで混ぜたりすると、さらに濃厚な、いちじくの風味が楽しめますよ。)
Step 10
ジャムの上に、残りのクランブル生地を、ジャムが隠れるように全体に散らします。この時、底の生地のように押し固めず、ふんわりと乗せるのがポイントです。こうすることで、焼き上がった時に、よりサクサクとした、見た目も美味しそうなクランブルの表面になります。
Step 11
180℃に予熱したオーブンで、約25分から30分焼きます。焼き時間はオーブンの機種や型の大きさによって多少異なりますので、様子を見ながら調整してください。
Step 12
クランブルの表面がきつね色の美味しそうな焼き色になったら焼き上がりです。オーブンから取り出し、粗熱が取れてから型からそっと外します。(ヒント:型から外しにくい場合は、型ごとひっくり返して、型の底を軽くトントンと叩いてみてください。きれいにはがれることがあります。)
Step 13
温かい紅茶やコーヒーと一緒に楽しみたい、甘くてサクサクのいちじくクランブルの完成です!どうぞ召し上がれ!