栗の甘露煮 (ボニバム)
【1分動画】映画『リトル・フォレスト』風 ボニバム(栗の甘露煮)の作り方・秋の味覚を保存する絶品レシピ
映画『リトル・フォレスト』に登場した、見た目も美しい「ボニバム」、つまり栗の甘露煮の作り方をご紹介します。新鮮な栗の外皮だけを剥き、重曹水に漬け込み、数回茹でて柔らかくした後、じっくりと煮詰めて風味豊かに仕上げるレシピです。ラム酒を少量加えると、さらに上品で豊かな香りが楽しめます。2〜3ヶ月熟成させると、クリスマスなどの特別な日にぴったりの、甘くて香ばしい栗のデザートが完成します。詳しい作り方は動画でチェック:https://youtu.be/7iVZuZcTKw0
栗の甘露煮 材料- 外皮だけを剥いた栗 400g
- 砂糖 240g (栗の重量の60%)
- 重曹 小さじ1
- 醤油(醸造醤油) 大さじ1
- ラム酒 大さじ2 (お好みで、香りを豊かにするため)
調理手順
Step 1
まず、新鮮な栗を用意します。栗の外側の硬い皮だけを丁寧に剥いてください。内側の薄皮(渋皮)は、できるだけ剥がさずに残しておきましょう。栗の形をできるだけ崩さないように注意するのがポイントです。
Step 2
準備した栗が完全に浸るくらいの水を鍋に入れ、重曹小さじ1を加えてください。この状態で栗を12時間浸け置きます。重曹は栗の渋みを和らげ、内側の薄皮を柔らかくする効果があります。
Step 3
12時間浸け置いた栗を、浸け置いた水ごと鍋に移し、約30分間茹でます。茹でた後は、冷たい水で優しく洗い流してください。この工程で、栗の渋みやアクを取り除きます。
Step 4
再び冷たい水を鍋に入れ、今回も30分間茹でてください。茹でた後は、もう一度冷たい水でしっかりと洗い流します。この工程を繰り返すことで、栗がより一層柔らかくなります。
Step 5
前の工程をもう一度繰り返します。水を加えて30分茹で、冷水で洗い流します。これで合計3回、栗を茹でる工程が完了しました。このように数回茹でることで、栗はより透明感があり、柔らかく仕上がります。
Step 6
茹で上がった栗をよく見て、栗の中心に残っている芯や細かい毛を、竹串や爪楊枝などを使って丁寧に取り除いてください。栗の形を崩さないようにきれいに整えることが、ボニバムの美しい見た目を保つために重要です。
Step 7
いよいよ栗を煮詰めていきます。栗の重量の60%に相当する砂糖(栗400gなら約240g)を鍋に入れ、栗が浸るくらいの水を加えます。中弱火で、砂糖水がとろりとしてシロップ状になるまで、約30分かけてじっくりと煮詰めます。栗が壊れないように、時々優しくかき混ぜてください。
Step 8
シロップがほぼ煮詰まり、栗に絡み始めたら、醤油大さじ1とラム酒大さじ2を加えて風味をつけます。ラム酒は任意ですが、加えることで高級感のある香りがプラスされ、格別な味わいになります。醤油を加えたら、さらに少し煮詰めてください。
Step 9
出来上がった栗の甘露煮は、熱湯消毒した清潔なガラス製の密閉容器に移して保存します。熱いうちにすぐに詰めて密閉することで、より衛生的に保存できます。
Step 10
すぐに食べても美味しいですが、この栗の甘露煮は2〜3ヶ月熟成させることで、さらに味わいが深まり、風味豊かになります。辛抱強く待って、クリスマスのような特別な日に、甘くて美味しいデザートとして楽しんでみてください!