干したらとわかめのスープ(ファンテ ミヨックク)
二日酔いにも効く!深みのある味わいの干したらとわかめのスープ
お酒を飲んだ翌日に、胃を優しく癒し、満足感を与えてくれる干したら(スケトウダラ)とわかめのスープです。干したらから出る深い旨味と、わかめの柔らかい食感が絶妙なハーモニーを生み出し、二日酔いの解消はもちろん、ヘルシーで心温まる一食としても最適です。米のとぎ汁(ッチェムル)を使うことで、さらに香ばしく爽やかなスープの深みをお楽しみいただけます。
主な材料- 牛肉(ブリスケットまたは煮込み用) 200g
- 乾燥わかめ 200g
- 干したら(スケトウダラ) 1掴み(約50g)
- 米のとぎ汁(ッチェムル) 2000ml(約8カップ)
- ニンニク 4〜5かけ
調味料など- カナリエキス(魚醤) 大さじ1と1/3(約45-50ml)
- 塩 少々
- ごま油 大さじ1(約30ml)
- カナリエキス(魚醤) 大さじ1と1/3(約45-50ml)
- 塩 少々
- ごま油 大さじ1(約30ml)
調理手順
Step 1
まず、乾燥わかめは冷水に浸し、30分以上かけて十分にふやかします。ふやかしたわかめは、手で優しく揉むようにして数回、きれいに洗い、ぬめりを取り除きます。塩辛すぎず、ほんのり潮の香りがする程度に洗うのがポイントです。
Step 2
干したらは、用意しておいた米のとぎ汁に浸し、約10分間ふやかします。こうすることで、干したらが柔らかくなり、特有の生臭さが和らぎます。干したらをふやかした米のとぎ汁は、スープの味に深みを与えるので、捨てずに取っておいてください。
Step 3
牛肉は冷水に20〜30分ほど浸して血抜きをします。血をしっかり抜くことで、澄んだスープになり、臭みがなくなります。キッチンペーパーで軽く押さえて水気を拭き取ってください。
Step 4
温めた鍋にごま油大さじ1を熱し、水気をよく絞ったわかめと、ふやかした干したら(ふやかした汁は取っておいたもの)を加えて、中弱火で約5分間よく炒めます。わかめがしんなりとして、干したらから香ばしい香りがしてくるまで炒めてください。
Step 5
わかめと干したらが炒まったら、干したらをふやかした米のとぎ汁と、用意した米のとぎ汁の2/3(約1300ml)を加えます。血抜きした牛肉と、みじん切りにしたニンニク4〜5かけを加えて強火で煮ます。スープがぐつぐつと沸騰したら火を中火にし、蓋をして約30分間、じっくりと煮込みます。
Step 6
30分後、スープが煮詰まってきたら、カナリエキス(魚醤)大さじ1と1/3を加えてよく混ぜます。魚醤を加えたら、中火でさらに30分以上煮込んでください。スープが煮詰まってきたら、途中で米のとぎ汁を少しずつ足しながら煮ます。残りの米のとぎ汁をすべて使い切ることで、濃厚で深みのある味になります。合計で1時間以上じっくり煮込むと、さらに美味しいみよっくく(わかめスープ)が楽しめます。最後に味見をし、足りない場合はお好みで塩や魚醤を加えて調整してください。(私は風味を最大限に引き出すために、1時間ほど煮込んでいます。)
Step 7
スープがほとんど出来上がったら、もしブリスケットのような牛肉を使った場合は、少し冷ましてから繊維に沿って裂き、トッピング用に準備しておきます。こうすることで、食感も良く、見た目も美しくなります。
Step 8
完成したファンテミヨッククを器に盛り付け、準備しておいた裂いた牛肉とふやかした干したらをきれいにトッピングします。心を込めて作ったファンテミヨッククの完成です。温かい状態でいただくと、体がほぐれて満腹感を得られます。